【日本一幸せなおまめ】『あさですよ よるですよ』かこさとし(福音館書店)

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こんにちは!こげまるです。
本日紹介する絵本はこちらです!

『あさですよ よるですよ』かこさとし作(福音館書店)

とにかくかわいくて、ページを開くたびに「わぁ~っ」と心が躍る絵本です。

子どもの頃から大好きな一冊です

書籍情報

  作者  かこさとし
  出版社  福音館書店
  初版年月日  1986年8月1日(こどものとも年少版 )
2017年2月5日(幼児絵本シリーズ)
  カテゴリ  ものがたり
  ISBN  978-4-8340-8300-2
  対象年齢  読んであげるなら:2歳から
自分で読むなら:-
シリーズ幼児絵本
  ページ数  24ページ
  サイズ  22×21cm
  文字数  約281字(かなり少なめ)

あらすじ

「あさですよー」の声で、エンドウ豆一家の一日が始まります。
パパエンドウにママエンドウ、5人兄弟に赤ちゃんの8人家族。
「あさですよ」から「よるですよ」までの、家族の日常のおはなし。
細かく描き込まれた情景が、とにかくかわいい。
かこさとしさんらしい、見ているだけで楽しくなる絵本です。

感想

かこさとしさんの隠れた(⁉)名作

かこさとしさんといえば、だるまちゃんシリーズやからすのパンやさんが有名ですよね。
そちらがあまりに有名で、こちらはあまり知られていない気がします。
年少版での初出版が1986年、幼児絵本シリーズでの初出版が2017年。
初めて世に出てから40年ほどたってからハードカバー化されたんですね。
過去の名作がよみがえる、ハードカバー化のありがたいところです。
わたしは家に年少版があったので、子どもの頃から大好きな絵本です。

今の子どもたちがこの絵本を読めるのはハードカバー化のおかげ!

古い絵本ですが、今でも愛されているのはかこさとしさんの描く世界があまりにもかわいく、愛おしいから
もしこの絵本を知らない方がいたら、まず手に取って見てほしいです。
絵本いっぱいに広がる、かこさとしさんの描く世界に心奪われると思います。

ほっこりかわいいエンドウ豆一家の一日

この絵本はエンドウ豆一家の一日を描いています。
朝起きて出かけて、帰ってきてから夜眠るまでの日常。
本当の本当に、それだけのストーリーです。
誰かの誕生日なわけでもなく、何か事件が起こるわけでもなく。
エンドウ豆一家の、他愛のない幸せな日常を描いています。
その日常の癒し度を上げているのはパパエンドウ
このパパ、めっちゃイクメンなんです!

イクメンって言葉嫌いだけどこのパパはイクメン!

朝起きて家の手伝いをし、子どもたちを途中まで送り出社。
夕方にはお迎えに行き、買い物をして帰宅。
子どもとお風呂に入り、家族みんなで食卓を囲み団らんして眠る。
うーん、イクメンですね。
今でこそ、パパエンドウのような父親が増えていますが、これは40年ほど前の絵本。
昭和の時代にこのパパを描いたかこさとしさんはすごいです。
この絵本のほっこり感はパパエンドウがいるからこそ。
家族で過ごす時間って良いなと思える絵本です

このほのぼのした一日は理想だなぁ

みているだけで楽しい!かこさとしワールド

かこさとしさんらしい、かわいいイラストにセンスが光るデザイン。
1ページ1ページに、かこさとしさんの絵本の楽しさがつまっています。
からすのパンやさんで、新作のパンがずらりと並んだページがありますよね。
あのページを開いたときのわくわく感、あれが毎ページ続きます
そのくらい細かく描き込まれていて飽きないのです。
まず見てもらいたいのが時計!
おはようからおやすみまでのお話なので、さりげなく時計が描かれています。
時計のデザインってこんなにバリエーションある?!というほど、毎ページ違う時計が描かれています。

お子さんと探してみるのも面白いかも!

時計のほかにも、家のインテリアや園のデザイン、街並みやオブジェなど、とにかくかわいいが渋滞しています。
どのページにも”これいいな””かわいいな”と思えるものがあります。
読むところは少ないけれど、見るものはたくさんある
文章がシンプルだからこそ、絵を見て会話や想像が膨らむ。
”絵本”の良さを凝縮した作品です。

読んでみると

子どもは大人以上に細かいところまでよく見ています。
ページをめくると、あれがある、これがあると大喜び!
1ページを読み終わるのはすぐですが、なかなかページがめくれません(笑)
どのページを見ても、「これがすき」「あれいいな」と指をさして盛り上がります。
わたしは子どもの頃、お昼寝の後の園で遊びシーンが大好きでした。
遊具がめっちゃ楽しそうなんですよね。
みんな自分の好きなもので遊んでいるのが楽しそうで、自分が遊んでいるわけでもないのにわくわくして。
今でも子どもに読むと「ここ好きだったなぁ」とちょっとわくわくします。
子どもたちも同じページが大好きなんですよね。

遺伝かな?

「これ楽しそう」「いいなぁー」と言いながら、ページを眺めています。
見るところがたくさん、心惹かれるところがたくさんあるんですよね。
絵本を読みながら「これいいね」と会話がはずみます。
とっても楽しい絵本タイムになりますよ。

まとめー隅々まで見たくなる絵本

今日はかこさとしさんの「あさですよ よるですよ」のお話をしました。
この絵本の良さはデザインとイラストの可愛さにぎゅっと詰まっているのでぜひ実際に手に取っていただきたいです!
文字数も少なく、子どもが自分で読むのにもオススメの一冊です。

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