こんにちは、こげまるです。
「保育園の洗礼」。
それは集団生活を始めた子ども、そして親を苦しめる病気の数々…。
今日は、保育園歴7年目のわたしが、「実際のところ子どもは一体どれだけ休むのか?」を語りたいと思います!
登園1年目はめちゃくちゃ休む⁉
大失敗!完全に甘く見ていたあの頃のわたし
職場復帰に関する失敗を1つ挙げるとすれば、それは育児休暇の取り方。
慣らし保育期間中まで育児休暇を取得しなかったことです。
保育園に通い始める子どもが、保育園に慣れていくための保育のこと。
保育園の滞在時間を1時間、2時間、3時間…と徐々に伸ばしていき、通常保育に向けて園生活になじめるようにする。
わたしの住んでいる自治体では、慣らし保育が2週間でした。
就業を理由に保育園を利用する場合、入園までに職場復帰をしていないといけないのですが、特別にこの慣らし保育満了までに職場復帰すれば保育園を利用できる、とされていました。
つまり、慣らし保育の2週間は育児休暇を利用できたのです。
※慣らし保育の日数、育児休暇の可否などは自治体や園によって異なり可能性があります。
※育児休暇の延長・短縮も職場によってルールが異なるので、事前に関係各所に確認して取得することをオススメします。
慣らし保育期間を有休でまかなうと、2週間で5~6日ほど使ってしまいます。
そう、わたしは育児休暇の延長手続きをしなかったために、貴重な有休を一週間分も無駄にしてしまったのでした…。
想像以上の子どもの病気と、追いつめられる自分
書類上の復職は4月1日でしたが、慣らし保育があるため本格的な復帰は2週間後から。
さぁ働くぞ!と意気込むも、久々の書類を前に頭が働かず、システムが変更になっていて手も動かず…。
仕事ができなくなっている自分に、ひっそりと打ちのめされました。
わたしだけじゃない…と信じたい
そこに追い打ちをかけたのが子どもの病気。
これに比べれば、仕事のできなさは必死に努力すればどうにかなる問題でした。
通常保育が始まったとたん、咳、鼻水、発熱のオンパレード…。
育児休暇中、一度も体調を崩したことがなかったのに、ものの数日で世界が変わってしまったのです。
良くなりきらずに1週間ほど休んだ挙句に、RSウィルスにり患・悪化し遂には入院。
ようやく回復して出勤できたのはGW明けでした。
つまり、4月はほとんど休んだ
毎日毎日「今日も休みます」と電話し続け、最後には「入院します」と伝えたときの、申し訳なさや気まずさが入り混じった、あのごちゃごちゃした感情は忘れることができません。
その後も、ただの風邪には数えきれないほどかかり、中耳炎、手足口病、ウィルス性胃腸炎など、次々と病気になりました。
以前のように仕事はできない、勤務時間は短いうえに休みも多い…
自分は職場にいる意味があるんだろうか?
もらっている給料の分しっかり働けているのだろうか?
娘の看病に、疲れなどによる自分の体調不良、仕事への責任。
だんだんと、体力的にも精神的にもおいつめられていきました。
本当にきつかったです。
保育園1年目は、親も子どももしんどい
長女を妊娠中、職場の先輩に「復帰一年目は病気で休むから全然仕事にならないよ!」と言われました。
その時にはそれほど気にも留めなかったのですが、復帰後にしっかりとその意味を思い知らされました。
4月1日時点で40日の有休と5日の看護休暇があったにも関わらず、12月には残り5日ほどになっていました。
育児休暇を延長してたらそこまでぎりぎりにならなかった…
長女の保育園1年目は、集団生活の洗礼を受け、たった4日ほどでしたが付き添い入院の過酷さも味わい、子育てのハードさを身をもって知った1年でした。
実際1年でどれだけ休むのか?
とある1年の記録
わが家の保育園デビューの苦い思い出を語りましたが、「じゃあ実際にどれくらい休むのか?」というのが気になりますよね。
ということで、とある年の我が家の登園状況を整理してみました。
欠席 | 遅刻 | 早退 | |
長女(6年目) | 30 | 6 | 26 |
次女(3年目) | 29 | 9 | 4 |
三女(1年目) | 35 | 16 | 5 |
全体合計 | 43 | 36 | 14 |
早退には習い事・慣らし保育等によるものを含む
全体数は延べ数ではなく、家庭としての実数で算出
欠席 17.6%
早退 14.8%
遅刻 5.8%
合計 38.2%
RSウィルス、アデノウイルス、手足口病、ヒトメタニューモウィルス、コロナ、インフルエンザ、ウイルス性胃腸炎
ひと月の登園日は20日ほどしかないので、欠席43日ということは、丸々2か月以上になります。
普通にお勤めしていたら有休たりなかったですね。
欠席数と在園年数は関係している?
先ほどのデータを見ると、長女(6年目)と三女(1年目)で欠席数にそれほど差がないんですよね。
3歳になったら免疫がついてくるっていうけど、大差ないの?
と思われるかもしれませんが、これには理由があります。
兄弟姉妹で在園している場合、一人が感染症にかかると、まだ発症していない子どもも休むことがあるからなんです。
つまり、三女が感染症にかかると、上の2人も一緒に休みになるんですね。
だからイマイチ差がないのです。
もちろん長女が体調不良になったこともありますよ
数字で示せないので、あくまでわたし個人の経験上の意見になりますが、在園年数と欠席数は関係があると思います。
やはり、1番体調を崩したのは三女です。
1年の半分は鼻水を垂らしていた気がします。
0~1歳児クラスの鼻水率はすごい
また、三女と上の2人を比べても差を感じますが、0歳と6歳の長女を比べても差を感じます。
長女が0歳だったことを考えると、ずいぶん休まなくなったな、と実感します。
保育園でも、学年が上がるほど休みの子が少ない印象があるので、やはりだんだんと免疫をつけて丈夫になっていくんですね。
こどもは休むもの、だからこそ対策を
集団生活を始めると、子どもは風邪をひきます。
それはもうびっくりするほど引きます。
最近はコロナの影響で、子どもたちに十分な免疫がついていない、という話もありますよね。
今まで以上に、子どもの体調不良が増えるかもしれません。
子どもの風邪は避けられないことであり、また、子供の成長に不可欠なものでもあります。
でも、仕事をしてると「もう勘弁してよ~」と言いたくなるほど休むんですよね。
大人の都合で子どもに無理をさせないためにも、できるだけの備えをして、園生活を満喫したいものです。
今まさに、子どもの体調不良と戦っている方もいらっしゃると思います。
お互い頑張りましょう!
でも、頑張っても子どもは風邪をひき仕事は休まされます!
としか言えないのですが、この記事で、ほんの少しでも「子どもの風邪」への現実的なイメージが持てればと思います。